さて、ようやく本題に近づいてきました。
今回は、Tensorflowをインストールしてみます。
Tensorflowの公式サイトでは、「オープンソース機械学習プラットフォーム」と説明されています。できることは色々あるようですが、ディープラーニング(AIの一種)のためのライブラリも用意されていて画像認識させたり、音声認識させること等ができます。
Tensorflowの公式サイトはこちらです。
https://www.tensorflow.org/?hl=ja
Ubuntuのアプリの一覧から端末を実行します。
pipというツールが入っていないようなので、インストールします。
pipはPythonのライブラリをインストールすることができるツールで、Tensorflowのインストールにも使用できます。
このコマンドを端末で実行します。(パスワードが求められた場合は、Ubuntuのパスワードを入力します。)
sudo apt install python3-pip
続行するか聞かれるので、y を押して、Enterを押します。
ネットから色々ダウンロードされて、インストールされて、しばらく待っているとインストールが完了しました。
これで、pip3コマンドが使えるようになります。
バージョンを確認してみると、古かったのでアップデートが必要です。
下のコマンドでアップデートします。
pip3 install --upgrade pip
アップデートできました。
このコマンドでTensorflowをインストールします。
pip3 install tensorflow
※今回は、CPU版をインストールしていますが、NVIDIA GPUが使える場合は、GPU版をインストールした方が良いと思います。処理速度がかなり速くなります。
GPU版をインストールするには、事前にCUDAとcuDNNのインストールも必要です。詳しくはTensorflowの公式サイトを参照ください。
様々なツールやライブラリとともにTensorflowがインストールされました。
バージョンの指定はしていませんので、最新の2.1.0がインストールされています。
このコマンドでTensorflowの動作確認をします。
python3 -c "import tensorflow as tf;print(tf.reduce_sum(tf.random.normal([1000, 1000])))"
ん? なんか色々エラーが出ています。GPU版はインストールしていないのに、CUDAがどうのこうのとか。
ちょっとよく分からないけど、気分を落ち着かせて、端末を終了させて、Ubuntuも再起動させてみます。
再起動後、端末を開いて、もう一度試してみましたが、同じエラーが出ます。
Tensorflow2はもしかして、GPU版がデフォルトになったのでしょうか。
しんどくなってきたので、今日はここまでにします。
[追記 2020/2/11]
Tensorflow2はまだ完成度が低いのかもしれないので、次回は、バージョン1の最終版である1.15.2をインストールしてみます。
UbuntuとVirtualBoxは一旦終了させて、バックアップさせておいたディスクイメージをリストアして、Guest Additionsインストール直後に戻します。